名古屋大学医学部附属病院とHITOTSU株式会社、病院の経営改善に向けた医療機器管理データ利活用の共同研究を発表
国立大学法人東海国立大学機構
名古屋大学医学部附属病院(名古屋市昭和区、病院長:小寺泰弘、以下:名古屋大学病院)と、HITOTSU株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:田村
光希、以下:HITOTSU)は医療機器管理データを活用することで、病院DXによる現場業務効率化と病院経営改善を実現するシステムの基盤構築を開始しました。
■ 共同研究の概要
これまで病院における医療機器管理業務(購買、使用、点検、修理、廃棄を含みます)に関わるコストの多くは、1.殆どが紙媒体のためデータ収集に時間がかかる、2.関係する院内部署が多岐に渡りデータが点在しているため集約化が困難、3.外部ステークホルダーが関わるオペレーションが多く情報の属人化が発生しやすい、などの理由で情報の一元化及び可視化が困難な領域でありました。本共同研究では、複雑な医療機器管理業務オペレーションに適応するユーザーインターフェースの開発及び、HITOTSUが有する医療機器管理データ集約・解析機構を用いて病院経営に資するシステム基盤の構築を共同で実施します。これにより、データを一元化・可視化することで、医療現場の業務効率化と病院経営の改善・最適化を同時に実現していきます。
■ 名古屋大学病院 医療機器総合管理部長・病院教授 藤原 道隆
医療機器の管理は、メーカーの製造時から、医療機関に納品され点検・整備や修理などしながら使用されて廃棄に至るまでの長い期間にわたる。この全期間にわたって一貫した個体ごとの管理(UDI)が理想的だが、現実には院内だけでも依然アナログ情報が混在し、各情報がフォーマットの異なるデータベースであるため、管理を複雑にし、収支を含む利用状況を容易に解析できない問題がある。これは多くの施設においてDXを阻害する大きな要因となっている。本研究は、医療機器のより安全で効率的な管理技術を開発するもので、医療機器管理学の発展に資すると考えている。
■ HITOTSU株式会社 代表取締役 CEO 臨床工学技士 田村 光希
この共同研究により、私自身が医療現場で働く中で経験した大きな課題の解決に繋がることを確信しています。弊社はこれまで多くの病院と共創し、医療現場に向き合いながら真に価値のある医療機器管理システム「HITOTSU」をアップデートしてきました。この度、名古屋大学病院様との共同研究により医療現場アセットを活用したよりディープな業界課題にアプローチすることで、本質的な医療機器業界DXに貢献していきます。弊社の今後の歩みにご期待ください。
■ HITOTSU株式会社について
HITOTSU株式会社は、臨床工学技士(CE:Clinical
Engineer)として医療現場経験を持つ代表取締役が、真に医療現場の業務改善に資する医療機器管理システムの開発を目指して立ち上げた会社です。「医療にかかわる人々を、ひとつに。」をコーポレート・ミッションに掲げ、医療機器業界を巻き込んだDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していきます。
現在は、病院やクリニックで使用するあらゆる医療機器を安全かつ効率的に管理するためのクラウド型医療機器管理システム「HITOTSU」をSaaS(Software as a
Service)として展開しております。「HITOTSU」は、既存のクラウド型および院内サーバー設置型システムに比べ、3つの強み、「1.CEの実体験/視点を基に磨き込んだUI/UX」「2.技術力 x
クラウドを活かした絶え間ない機能進化」「3.ガイドラインを超える最新鋭のセキュリティ環境」を持ち、これらを通じて時代の先を行くユーザー体験を提供いたします。
■ 会社概要
会社名:HITOTSU株式会社
資本金:2億1800万円 (資本準備金含む)
代表者:代表取締役 田村 光希
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目19-15 宮益坂ビルディング609
会社webページ:https://hitotsu.co.jp/
サービスwebページ:https://lp.hitotsu.life/
■ このプレスリリースに関するお問い合わせ
HITOTSU株式会社 広報担当宛
info@hitotsu.co.jp